「根本的な課題解決につながる提案」
ビジネスデザイン室所属 (2020年入社)和田 知奈実
これまでの職歴
保険会社で法人営業をしていました。学生時代は就職活動に気持ちが入らず、とりあえず大手で受かったから、という気持ちで入社しました。仕事を続けていくにつれ、自分でできることも増え、それなりに充実した日々を過ごしていたと思います。ただ、徐々に自分の担当先が増えるにつれて、数字を積むことを第一にしている自分に気づき、これは本当に相手や自分のためになることなのかと違和感を覚え始めました。また、保険というパッケージ化されている商品の性質上、相手や企業に100%沿った提案はできないので、商品ありきではなく根本的な課題解決につながる提案がしたいと常々思っていました。
なぜアットテーブルに?
自分の性格上、好きなことであればつらいことがあっても向上心をもって続けられるので、大好きな食に関われる業界への転職を決めました。アットテーブルに入社を決めた理由は、この会社であれば食に関連するクライアントの悩みに沿った提案や課題解決ができると思ったからです。
面接では、アットテーブルの基幹業務は食品小売のMD計画作成支援で、そのMD計画資料を作成するにも膨大なデータを基に独自の見解を交え、エビデンスのある提案をしていると知りました。また、MDのみならず実際に売場を作ったり店頭に立つ機会もあると聞き、川上の戦略から川下のプロモーションまで、クライアントと一緒になってより良いお店やブランドを目指せるところに魅力を感じ、入社しました。
私がやっていること
大手GMSのバレンタイン・ホワイトデーなど催事の販促支援をしており、イベントを盛り上げるための施策検討から実行・実現までを担当しています。仕事をしていて面白さを感じるのは「正解がない」ところです。52週のMD提案であれば「この週はこのメニューの出現率が高いから、この商品を掲載しよう」のように、過去データに基づいたある程度の適解があると思います。しかし、イベント施策の検討はトレンドや昨今の世相を自分なりにかみ砕いて、「これならウケるだろう!」ということを提案します。なので、自分の提案がクライアントに刺さった時はとても嬉しいです。
反対に難しいと感じるところは、絶対に実現させたいアイディアでもそれを具現化する術がないと実現不可能なところです。たとえば、バレンタインの売場をつくるにも、まず売場をつくるために何が必要か、全体の予算はどれくらいか、どこのパートナー企業に依頼すればいいのかなど、多岐にわたる検討が必要です。また、基本的に目新しい仕掛けを用意しなければならないプロモーション業務の性質上、前例がないことが多いです。
すべてチームで協力して、どうすれば予算内で実現可能なのかイチから検討します。「プロモーション」と聞くと漠然とかっこいいイメージがあるかもしれませんが、かなり泥臭い部分もあると思います。