2023年下半期50代前後の⼥性が選ぶトレンドランキング
50代前後の⼥性への調査で明らかになったのは、YouTubeの影響⼒の⾼さ。YouTubeは彼⼥達の情報収 集から趣味、娯楽など、⾃分だけの時間(*1Me Time)のための⼤切なツールとなっている。
全国の食品スーパーチェーン、大手総合スーパー(GMS)、飲食メーカー様へのコンサルティング業務等を行う株式会社アットテーブル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上田 健司)は、株式会社キャリア・マム(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:堤 香苗)と協業で、日本の全女性人口の半分以上を占める50代前後の女性を対象調査した「2023年下半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキング」の結果を発表します。
「2023年下半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキング」とは、*2日本女性の人口のおよそ50%を占める、50代前後の女性たちが流行していると感じる「スイーツ」、「グルメ」、「好きなアニメ・漫画」、「推し活」などの興味関心ごとをトレンドランキング形式で調査、発表いたしました。
【調査概要】
調査時期:2023年11月1日(水)~11月12日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:キャリア・マム会員
有効回答数:有効回答数:300人 (45歳~64歳女性)(全国)
50代前後の女性が選ぶ流行スイーツ
1位お芋スイーツ、2位生カヌレ(カヌレ)、3位フルーツサンドに続き、台湾カステラ、プリン(レトロプリン)などが人気を集めた。1位のお芋スイーツのように、50代前後の女性の特徴としてテレビの情報番組、Google, Yahooなどのポータルサイト、SNSで流れてくる情報に影響されている傾向がみられる。また、10円パンなどもランクインしている事から前回同様子供からの情報による影響も引き続き大きいと思われる。
50代前後の女性が選ぶ流行グルメ
1位のおにぎり専門店のおにぎり、3位のクラフトビール、6位のノンアルドリンクなど、ニュースなどのマスメディアで取り上げられる機会が多い話題のアイテムやスーパーなど小売の店頭で目にする機会が多いアイテムが選ばれる傾向が今回顕著に現れた。
50代前後の女性が好きなアニメ・漫画
前回1位だった鬼滅の刃だが6月に今期の放映が終了した事もあり3位に。1位のSPY×FAMILY、2位の呪術回戦ともに下半期より新シーズンが始まっている事から、リアルタイムで放映されているアニメを自身で視聴している模様。また緑黄色社会、YOASOBIと言った人気アーティストが主題歌を担当して話題になっている「葬送のフリーレン」、「薬屋のひとりごと」などのアニメも漏らさず視聴しており、若年層とアニメ、テレビ番組ではほぼ時差がない傾向に。
50代前後の女性の推し「アイドル」「俳優」
50代前後の女性で「推し」がいると答えた人の数は前回とほぼ同様。
今回、「推し」・お気に入りアイドルでは、アイドルタレント事務所問題の放映がかなりあったが、「推し」に対する気持ちは変わらず、逆に、「推し」を応援する気持ちがより増している。トップのBTSは直近でメンバー全員が兵役に就くというニュースが入ったばかり。元King & Prince(キング アンド プリンス)のメンバーの新グループ「Number_i」も地上波の露出はほとんどないが、ランキングに入ってきている。このような流れから、「推し」を応援したい、元気づけたいという気持ちが高くなっている模様。
「推し」・お気に入り俳優では「イケオジ」と言われる津田健次郎、大泉洋、コン・ユなどの話題の40-50代の男優がランクイン。また中国ドラマの人気俳優 肖戦(シャオ・ジャン) もランクインしており、中国ドラマ人気が急上昇している傾向が見て取れる。
50代前後の女性の情報収集ツール
50代前後の女性たちの普段の情報収集ツールはYouTubeが63.7%、次いでGoogle、Yahooなどのポータルサイトが62%となった。上半期の調査ではテレビが1位であったが、今回は3位58%という結果に。この世代に日々YouTube利用が高まっている模様。
50代前後の女性がYouTubeで普段視聴しているジャンルは音楽、料理、暮らし方
50代前後の女性が日々YouTubeで視聴しているジャンルは音楽(MV、JPOP,KPOP,洋楽、クラッシック、JAZZ 等)が1位。次いで料理、レシピ、芸能人チャンネル、暮らし方(断捨離、片づけ、デコレーション、DIY、園芸等)、学習(語学、楽器等の習い事、ITスキル、資産運用等)、フィットネス(体操、エクササイズ)、ペット(犬、猫、その他動物等動画)などの動画となっている。
視聴ジャンルを見る限り、YouTubeを見る時はひとりのタイミングが多いと予想される。忙しい日常の中でリラックス、一息つく、自分だけの時間を作るためのツールとしてYouTubeを利用しているようだ。
*1Me Timeとは、海外では、純粋に自分ひとりのための時間を強調して表す口語として使われており、#metimeと言うハッシュタグをつけたSNSも広がっています。単なる自分の時間を表す「My Time」とは区別して使われはじめています。日本でもメディアなどでMe Timeが取り上げられる機会が増えてきています。
*2日本女性の世代別人口比率
50代前後の女性 属性特徴
50代前後の女性の7割近くが就労者で、50%前後が小学校高学年~社会人までのトレンドに敏感な世代の子供を持つ世代が多い。
【まとめ】
・50代前後の女性のトレンド“流行り”の感覚に関しては、スイーツや料理については市場の流行の感覚と大きな差がないが、お芋スイーツやおにぎり専門店のおにぎりなど、直近でマスメディアやSNSで話題になっているものに敏感に反応している。
・ 「推し」に関しては、今回「推し」がいると答えた人は59%と前回よりも微増した。
「推し」に対する気持ちに関しては、「推し」を応援する気持ちがより増しており、「推し」の様々な状況を見て今まで以上に「推し」を応援したい、元気づけたいという気持ちが高くなっている。
・「推し」の俳優部門では直近で話題となっている「イケオジ」と言われる俳優がランクインしており、テレビ番組などを細かくチェックしている模様。
・趣味や余暇の時間ではYouTubeの存在が50代前後の女性たちの間で非常に大きくなっていると感じる。YouTube は単なる情報収集のツールだけではなく、Me Time(ミ―タイム)と言われる自分だけの時間、自分のためだけに使う時間を有意義にしてくれるアイテムの一つとして彼女たちにとっても重要なアイテムとなっているようだ。
【当調査に関するお問い合わせ】
株式会社アットテーブル
電話番号:03-6735-6483(受付時間10時~17時)
問い合わせフォーム:https://www.attable.co.jp/contact/
- #アンケート
- #マーケティング
- #調査