【50代前後の女性調査】コロナ禍を経て、最近の調理、食事はどう変わった?
*1日本女性の人口のおおよそ50%以上を占める、50代前後(45歳~64歳)の女性への調査で明らかになったのは、子育て世代のみならず、この世代でも時短、手間抜き調理に関しては積極的に取り入れる傾向に。
全国の食品スーパーチェーン、大手総合スーパー(GMS)、飲食メーカー様へのコンサルティング業務等を行う株式会社アットテーブル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上田 健司)は、在宅ワークや起業など自分らしい働き方を希望する女性向けのコミュニティサイトを運営する株式会社キャリア・マム(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:堤 香苗)の全国の45歳~64歳の女性会員300人を対象に、コロナ禍以降の調理の方法や食事に対する調査を行いました。
調査結果サマリー
普段、料理や食事について行っている、工夫・手抜き・時短術は?
・冷凍食品を使っている 53.7%
・動画サイトで紹介されているレシピを参考にしている 36%
・よく利用する調理器具の1位はみじん切り器・野菜カッター・チョッパー、2位は電子レンジ用パスタ調理器
食生活の変化に関して
・意識的に食べるようにしている食品は、豆・納豆・豆腐が1位、2位が野菜
・意識的に減らしている食品の1位は炭水化物(ご飯やパン)、2位は全体的に食べる量を減らす
普段、食事や料理について行っている、工夫・手抜き・時短術は?
【冷凍食品の利用は半数以上】
冷凍食品の利用が53.7%と半数以上、スーパー、コンビニなどの総菜利用が38.5%、レトルト食品利用が35.3%と、多くの方が日常的に冷凍食品や総菜を利用しているのがわかります。
コロナ禍を経て、出社の機会も増えてきており、益々忙しくなる中、積極的に時間短縮や手間を省ける商品を取り入れる傾向が見えます。
【調理方法は動画レシピを利用が3割以上】
調理方法や食べ方に関しては、「動画サイトで紹介されているレシピを参考にしている」という回答が36%、「冷凍保存できる作り置き」が33.2%、「電子レンジで調理できる料理にしている」が32.2%、「ワンプレートにしている」が28.6%と、電子レンジ調理や、動画レシピの利用が一般的になってきています。
また最近よく聞くようになったワンプレートは、料理の盛り付けや後片づけの手間を省くという点で今後益々浸透する兆しが見えます。
【調理で使うのは100均の便利グッズや電子レンジ調理用器具】
1位はみじん切り器・野菜カッター・チョッパー(25.3%)、次いで電子レンジ用パスタ調理器(21.0%)、フライパン用調理シート(17.7%)が続きました。料理をする上で面倒なみじん切りや、鍋・フライパン・グリルなどを洗う手間が省ける”簡単調理器具”を日常的に使うようになってきています。また、電子レンジ用即席めん調理器や電子レンジ用炊飯器など、電子レンジで調理できる調理器具もあがってきており、電子レンジが鍋、フライパンなどの調理器具と同等またはそれ以上に利用されている事が伺えます。
ここ数年の食生活の変化について
【食生活で気を付けて摂るようにしているものは豆、豆腐、納豆】
ここ数年で意識的に変えようとしている食生活に関しては、豆、納豆、豆乳、次いで野菜、乳酸菌飲料の摂取を増やす人が増えています。
その反面、意識的に食べる量を減らしているものとして、炭水化物(ご飯やパン)、全体的な食事の量、脂質、アルコールなどがあがりました。一日の食事回数の変化や、糖質ダイエットの浸透によりご飯やパンなどの主食の量を減らす傾向が見て取れます。またコロナ禍で健康を意識した食生活からアルコールを減らしていると言う回答もあがっていました。
今回調査した50代前後の女性(45歳~64歳)は、更年期の影響が出ていたりする事もあり、健康面でも不安が高まる年代です。その為以前にも増して体調管理に気を付けており、食事量を制限したり、ホルモンバランスを補う食品を積極的に摂ろうと言う意識が見られます。
まとめ
50代前後の女性の有職率は70%以上と、仕事に家庭にと忙しい日々を送っています。そんな時間に追われる日々の中で、なんとかして時間を有効に使いたいと考えている女性たちの味方が冷凍食品や総菜、インスタント食品になっています。コロナ禍で美味しい冷凍食品や総菜に注目が集まり、種類が増えた事もあり、より使用率が高まるのではないでしょうか。
また時短や手間抜きの強い味方である電子レンジ調理も一般的となり、SNSで流れてくる時短動画レシピもほとんど電子レンジを使用したレシピとなっています。中学生~社会人のお子様がいる家庭も半数以上で、お子様の影響もありSNSなどを利用した時短術も浸透しているようです。
このような流れを受けて飲食メーカー各社も電子レンジを使った調理方法のレシピを率先して提案してきています。
男性のサポートなども増えてきていますが、まだまだ女性の負担が大きい中、より女性たちの負担を減らして、健康的な生活を送れるようにしていくためにも時間や作業、手間を省いたサービスや健康的な生活を送れる商品の提案が引き続き必要のようです。
50代前後(45~64歳)の女性 属性特徴
【調査概要】
調査時期:2023年11月1日(水)~11月12日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:株式会社キャリア・マムのコミュニティに登録している会員
有効回答数:300人 (45歳~64歳女性)(全国)
【当調査に関するお問い合わせ】
株式会社アットテーブル
電話番号:03-6735-6483(受付時間10時~17時)
問い合わせフォーム:https://www.attable.co.jp/contact/
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